一文でぐっと引き込まれる小説の書き出しまとめ確かに出だしの一文は重要です。この一文が鳥肌ものなら、大概おもしろいですから。
……ときどき竜頭蛇尾なのもあるけれど・・・
上で紹介した二作は出だしも良ければ、オチも良いやつだと思います。
「拙僧が殺したのだ」から始まる、京極夏彦「鉄鼠の檻」
「自分が殺される日、サンティアゴ・ナサールは、司教が船で着くのを待つために、朝、五時半に起きた」が第一文目の、ガルシア=マルケスの「予告された殺人の記録」
小説でもなければ、単行本もでていないけれど、マンガ家平野耕太のある作品は
「ある日どこかの一人のオタクが子供達を殺した」で始まります。
・・・って殺す率やたら高い!!
けれど、やっぱり死というショッキングなイベントを冒頭に持ってくるのは、文章作成として、常套であり効果的であると、そういうことなんでしょうね。
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